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PHP開発環境をXAMPPからVMware Playerに移行する

Windows環境PHPでは使えない関数があったり、最近CentOSを触る機会が多かったり、理由は色々ありますが、PHPの開発環境をXAMPPからVMware Player(でCentOSを動かす)に移行しました。

移行はわりと簡単なので、Windows上での開発に不満を感じている方は試してみると幸せガッチリつかめちゃうかも。

ちなみに今回の開発環境は 全て無料 で構築できます。

CentOS5.2をダウンロード

CentOSのダウンロードページからインストール用DVDイメージ[CentOS-5.2-i386-bin-DVD.iso]をダウンロードする。

OSのインストールディスクだけあって結構サイズが大きいので、出来れば先にダウンロードしておいた方が良さげです(torrentでの速度は未確認)。

VMware Playerをインストール

Player Version History - VMware辺りから取り敢えず最新版をダウンロードしてインストールする。インストールは案内に従ってサクサクと。

QEMU on Windowsでハードディスクイメージを作成

QEMU on Windowsからqemu-0.9.0-windows.zipをダウンロードして解凍。

ハードディスクイメージはQEMU on Windowsをコマンドプロンプトで操作して作成するのが一般的ですが、コマンドプロンプトの操作に慣れてないと意外に面倒なので、対話式のバッチファイルを作成してちょっと簡単に作れるようにしてみます。

まず、QEMU on Windowsディレクトリと同じ階層に”HDDイメージ作成.bat“など分かり易い名前でバッチファイルを以下のように作成。

@echo off

:start
set /p name="HDDイメージの名前(入力値.vmdk) :"
set /p size="HDDイメージの容量(MやGなど) :"
%CD%\qemu-0.9.0-windows\qemu-img create -f vmdk %name%.vmdk %size%
echo 最大容量%size%Bの%name%.vmdkが作成されました。
echo;
goto start

6行目の qemu-0.9.0-windows はQEMUのディレクトリ名。

バッチファイルを作成したら実行。「HDDイメージの名前」には拡張子抜きのファイル名を、「HDDイメージの容量」はMやGを付けて指定出来ます。

今回は以下の設定で作成。

HDDイメージの名前:
CentOS
HDDイメージの容量:
10G

最大容量10GBのCentOS.vmdkが作成されました。

※内部コマンドがどーのこーの出る場合は6行目のパスが間違ってるかも。

configファイルを作成(.vmx)

拡張子がvmxのファイルを以下のような内容で作成。

.encoding = "Shift_JIS"
config.version = "8"

displayName = "CentOS5"
guestOS = "rhel5"

memsize = "512"

ide0:0.present = "TRUE"
ide0:0.fileName = "CentOS.vmdk"
ide0:0.redo = ""

ide1:0.autodetect = "TRUE"
ide1:0.present = "TRUE"
ide1:0.fileName = "CentOS-5.2-i386-bin-DVD.iso"
ide1:0.deviceType = "cdrom-image"

ethernet0.present = "TRUE"
ethernet0.connectionType = "bridged"
ethernet0.addressType = "generated"

floppy0.present = "FALSE"
floppy0.fileName = "A:"

今回はCentOS.vmxで保存。

5.CentOS5.2をインストール

1、3、4で作成およびダウンロードしたファイルを適当なディレクトリにまとめて入れる。

CentOS.vmxを実行するとVMware Playerが起動し、CentOSのインストール画面が表示されるので、CentOS5インストール - CentOSで自宅サーバー構築辺りを参照しながらインストールする。

今回はネットワーク関係を以下のように設定しました。

IPv4
192.168.0.5/255.255.255.0
ホスト名
dev-srv
ゲートウェイ
192.168.0.1
一番目のDNS
192.168.0.1

インストール後の作業

インストールが完了し再起動した後、rootでログインして以下のコマンドを実行し、一度シャットダウンする。

halt -p

※-pを付けないとシャットダウン画面で固まる。

終了したら CentOS.vmx の13行目と14行目の値をFALSEに変更。

ide1:0.autodetect = "FALSE"
ide1:0.present = "FALSE"

後は、ハードディスクイメージ(CentOS.vmdk)を適当な場所にコピーしてバックアップを取っておくと、インストール直後からやり直したい時などに便利です。

VMware Player上のCentOSに開発環境を構築 Vol.1に続く