VirtualBoxでLinuxな開発環境を作る
今までLinux環境が必要な開発ではVMware Playerを使っていましたが、ちょっと開発環境の見直しも兼ねてVertualBoxを試して見ました。
今回はVirtualBox-3.2.8-64453-Winをインストールしましたが、基本的な流れやメリット等はVirtualBox 2.2 と CentOS 5.3 でローカル開発環境 - もやし日記とほぼ同じなので、詳しいインストール手順はそちらを参照して下さい。
仮想マシンの作成
こんな感じで作成しました。
- 名前
- CentOS5
- オペレーティング システム
- Linux
- バージョン
- Red Hat
- メインメモリのサイズ
- 512MB
- ハードディスク ストレージ タイプ
- 固定サイズのストレージ
- サイズ
- 5GB
ホストOSがWindowsの場合、断片化を防ぐため固定サイズのストレージにしておくのが良い。
OSはCentOS5.5をネットインストールしました。
共有フォルダの設定
「開発環境でsambaとかマジ無いわ」な感じなので共有フォルダを有効にします。
Guest Additionsのインストール
まず、メニューの【デバイス】から【Guest Additionsのインストール】を選択。
CD-ROMとして読み込まれるのでディレクトリにマウントする。
mkdir /mnt/cdrom
mount -r /dev/cdrom /mnt/cdrom
マウントしたらVBoxLinuxAdditions-x86.run
を実行する。
gcc、make、kernel-devel辺りが必要なので、入っていなければ入れておく。
yum install gcc make kernel-devel
/mnt/cdrom/VBoxLinuxAdditions-x86.run
インストールが終ったらCD-ROMをアンマウントしておく。
umount /mnt/cdrom
共有するフォルダを指定
メニューの【デバイス】から【共有フォルダ】を選択。
表示されるダイアログボックスの右側+アイコンをクリックするかInsertキーを押す。
- フォルダのパス
- ホストOS側の共有フォルダのパス。
- フォルダ名
- ゲストOS側の共有フォルダ名。マウントする際に使用。
- 読み込み専用
- ファイルの書き込みを拒否する。
- 永続化する
- VirtualBoxを終了しても設定を消さない。チェック!
この設定はそんなに難しくは無いと思います。
共有フォルダをマウント
ファイルシステムのタイプをvboxsf
にし、デバイスに先ほどのフォルダ名を指定、対象ディレクトリを/mnt/フォルダ名にしてマウント。
mkdir /mnt/フォルダ名
mount -t vboxsf フォルダ名 /mnt/フォルダ名
ゲストOSを再起動しても自動でマウントするようにしたい場合は、/etc/rc.localなんかにマウントコマンドを記述すると良いかも。
Windows向けの小ネタ
仮想マシンを一発起動
仮想マシンを起動する時、イチイチVertualBox.exeを起動して仮想マシンを選択して起動するのは面倒なので、ショートカットを作って一発で起動するようにしておく。
具体的には、VirtualBox.exeの起動オプションに -startvm 仮想マシン名 を指定する。
path\to\VirtualBox.exe -startvm CentOS5
こんな感じでショートカットを作ればOK。簡単ですね。便利ですね。
VertualBoxをタスクトレイに入れる
TrayzerでVMware Playerをタスクトレイに入れてスッキリで紹介したTrayzerを使ってVirtualBoxをタスクトレイに入れました。
設定方法はVMware Playerと同じです。