HP ProLiant MicroServerにUbuntuを入れてNASを構築
HP ProLiant MicroServer Turion II NEO N54Lに、Ubuntu Serverを入れてNASを構築したので、わりと久しぶりのブロギング。
取り付け
大まかな部分はHP Microserverの組み上げ - インフラ検証覚書が写真付きで分かりやすい。
メモリ
メモリの取り付けというか、マザーボードを外すのがそれなりに面倒くさいので、メモリの増設なども含め、マザーボードに対してやるべきことはまとめてやっておくのが良さそう。
Kingston 4GB×2枚組 KVR1333D3E9SK2/8G
HDD
ハードディスクの取り付けはスーパー楽。蓋のところに固定用のネジが付いてるのが面白い。シャレオツ。
2TBまでしか認識しないようなので、2TB*2のRAID1で組んでみた。ちなみにRAIDはUbuntuのソフトウェアRAID。
WD Red 3.5inch IntelliPower 2.0TB 64MBキャッシュ SATA3.0 WD20EFRX
Remote Access Card (RAC)
サーバをそんなに遠くには置かないので、買うかどうか悩んだけど買って正解、大正解。
LANケーブルを繋げばWebブラウザから操作が可能になるので、モニタやキーボードを繋ぐ必要がない。後述するVirtual Media機能も素晴らしい。
MicroServerに給電を始めればRACにアクセスできるようになる。初期設定ではDHCPでIPを取得するので、その辺は適当に設定するのがいいでしょうね。
HP ProLiant MicroServer用 リモートアクセスカード
OSをインストール
光学ドライブが無いので普通にやるとそれなりに面倒くさいが、RACのVirtual Media機能を使えばISOイメージでインストールできる。
- MicroServerに給電開始!(まだ起動はしない)
- RACの管理メニューからvKVM & vMediaへ移動
- VM Viewerを起動
- Add ImageでOSのISOを追加
- MicroServerの電源を入れてOSをインストール
インストールの操作もRACのKVM Viewer上で行える。
その後
OSがインストールできれば、あとはいつもどおりのUbuntuなので、NetatalkやSambaを入れてファイルサーバを構築すれば、NASとしての要件は満たせる。
ファイルサーバの他、MediaTombでDLNAサーバを構築したり、Jenkinsでおっさんを構築したり、様々な選択肢があるのも自作サーバの利点と言えるでしょう!